出金することもできなかったら完全にアウト
ネットワークビジネスに入会し、投資信託を始めてから3ヶ月が過ぎたころのお話です。
先にもお伝えした通り、最初は40万円から運用を開始しました。
5月に40万円で運用を開始し、8月の中頃には運用益がプラス4万円になっていました。
銀行に入れておくより全然いいじゃん！これは良い投資先かもしれない！と思う反面、ここでもしお金を出金することすらできないとしたらこれは詐欺確定！とも考えました。
そこで現状利益になった分を出金してみることにしました。
出金の手続きから自分の口座に入ってくるまではおよそ２週間くらいインターバルがありました。
そして指定した出金金額の4万円は無事に私の口座に振り込まれました。
ひとまずお金を下ろすことは出来るという安心感は得られることができました。
大きな運用益が欲しくて追加入金しました
この頃になってくると、エクセルで簡単な表計算を自分で作っていました。
投資金額に対して、投資年数ごとにどのくらいの金額になってくるかという予測値を計算させたものです。
30代後半に◯◯万円くらい月に利益が出るといいなという未来を予測して、資本金がどのくらい必要なのか見立てました。
そこで私は第一回目の追加入金を行います。
その額110万円。もちろん貯金を崩しました。
当時は特に「そのお金振り込んでも大丈夫なお金ですか？」などの注意喚起が局員や職員からされることもなく、いともあっさり振込は完了しました。
これでトータル150万円が資本金になりました。
この資本金で最初の１年間を回していました。
１年後、運用成績も安定して増え続けていたので、もう少しなら増やしてもいいかな？と思ってしまい、15万円と20万円をそれぞれ追加入金しました。この２回はネットバンクからの送金でした。
そしてトータル185万円が資本金になりました。
さすがに入会金21万円に加えて資本金が185万円で200万円をオーバーしてきましたので、これ以上はもうここにお金を入れない！絶対に！！と自分の心に誓い、以降はこの投資信託への入金はストップしました。
自分自身の預貯金もそんなにたくさんあるわけではありませんでしたし、なにより自分の生活を圧迫してしまうような投資は悪い投資です。
もう１つ、入金をストップした理由はずっと懸念が拭い去れなかった「もし詐欺だったらどうしよう？」です。
この投資信託が詐欺だった場合、ここに入れたお金は綺麗さっぱり消えます（消えました）。
失ったら痛手ではあるけれども、耐え切れるレベルで抑えておく必要がありました。
「これ以上の追加入金をしなかった当時の私を褒めてあげたい」とそれだけは思いました。
母は調子に乗って私よりも多くのお金を入金していました
母も運用成績を日々確認していて、結果が出ていることに喜んでいました。
これならもうちょっとお金を入れてもいいかな？（資本を増やしてもいいかな？）
と、数十万円単位でタイミングを見ては入金していっていました。
これが詐欺だと判明する少し前の時期まで、もっと増やそうかな？やめておこうかな？どうしよう？と悩んでいました。
そのたびに私は母に対して「もう自分はこれ以上は入れないから。」ということと、「入れ過ぎには注意しないといけないよ。」とは伝えていました。
母は最後まで「お金が増えるのを見ると欲が出るなぁ」と発言していました。
金銭欲の全てが悪とは言いませんが、正しい金銭欲と間違った金銭欲があるのだなと良い勉強になりました。
結果的に母は360万円近くのお金を注ぎ込みました。
父は母に財布の紐を握られていましたので、入金金額としては私より少し少ないくらいのお金で止まっていました。
逆に弟は母と同じくらいの金額を注ぎ込んでいました。
といっても正確な金額は教えてはくれませんでした。一番ネットワークビジネスにハマっていたのは弟本人ですし、相当信じきっていました。350万円くらい入れていたという話も母から聞いただけで本人からは聞いていません。
もしかするとそれ以上の金額を入れていたのかもしれません。
トータル入金金額の概算と末路
単純計算で180(私)+360(母)+170(父)+350(弟)=1060万円と、概算で1000万円を超えてしましました。
これだけの金額を入金・・・たった４人だけでこの金額・・・恐ろしいですね。
実家がもう築年数が長くて結構やばいのでリフォームも考えれる金額なのに・・・それすらも・・・。
そして結果的には詐欺で確定だった訳ですので、その金額は消し飛んでしまいました。
もし今、ネットワークビジネスで投資をしていて、「これって詐欺なんじゃ？」など疑いをもってみえる方。
または、誰かからネットワークビジネスで投資の話を持ちかけられていて怪しんでいらっしゃる方。
こういう悲惨な末路が待っているかもしれませんよ？？
落ち着いてよく考えてみてくださいね？
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